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「夏の思ひ出。2013」その参 [海あっちゃー]

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 以前より時間をかけて準備していた内地の6月の仕事3本は、台風3号と4号、そしてその後の台風並みの低気圧により日程の変更。でも変更した日程でも悪天候&悪海況で、結局はタイムアウトで中止となってしまった。

 沖縄から出かけ3週間弱の時間を費やしたうえでの売上げ無しは、さすがにダメージが大きかったなぁ。ハア。

 で、沖縄に戻るとそれが嘘だったかのようにドピーカンの毎日で、「青空に入道雲」のような写真を撮るには本当に楽な当たり年だった。

 陸上の写真だけなら、こんなに恵まれた夏はなかったんじゃないかな〜?

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 ゴールデンウィークに知り合いのヨットで、ある離島に出かけた。そこは観光客が少ないのと、集落の雰囲気が気に入ったのでもう一度訪れたいと思っていた。8月に行くチャンスがあったが、わずかに2日しか時間がなかったので、あまり下調べをすることなく出かけていった。

 「あ〜、前の浜にはウミガメが沢山いるよ!」。宿につくなり主人がそう言い、ついでに浜を案内してくれた。するとその小さな湾にはいたるところにウミガメが…。

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 湾の奥に行くとこんな痕跡が。そう、これは産卵のためにウミガメの雌が、必死に浜の奥、波が届かない場所まで歩いた跡だ。

 こんな物を見れば、嫌でも気持ちが盛り上がってくる。夜、産卵に上がってくるウミガメを見に行ったのは言うまでもない。

  とは言え、浜に残っていた跡はわずかに一つ。そして、確認に行けるのはわずかに一晩。だからほとんど期待もせず、夜、散歩に出かけることにした。

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 案の定、ビーチの奥に行ってもその姿は見られない。ビーチの中程に来ても同じ。ほとんどビーチも終わるかなというまで来ても、やっぱり…。

 と諦めかけていたら、「バサッ、バサッ」という独特な音。そう、ウミガメの雌が卵を産むべく、砂地を必死に掘っているところに出合った。そして…。

 正直、準備不足があったのと、ウミガメの警戒心が強かったので特別に良い映像を撮ることは出来なかった。でも、こんな事があり二つの事を再認識したね。

 「自然はあまり深刻に予定を立てない方が良い」「ウミガメの産卵はやはり興味深い」と。ジャン、ジャン!

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★毎日新聞社のデジタル日刊紙【TAP-i(タップ・アイ)】。その毎土曜日に「海に生きる」という連載を担当させて頂きましたが、5月9日号をもって最終回となりました。ご声援をありがとうございました。
バックナンバーは下記アドレスでご覧ください!
http://www.gokurakucho.net/books/magazine/tap-i/back_no.html

美しい水中写真は「極楽鳥ホームページ」でご覧下さい。
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