吐息

　「吐息」。なんとも色っぽい言葉である。ずっと溜めていた感情や、こらえていた肉体的苦痛？を吐き出す瞬間は実に艶がある（でしょう？）。

　しかし、しか～し、この吐息？実に無粋だ。そこに溜めていた感情などはなく、ただ合理性を求めたものだから？いや、単にそれが男のものだからだろうか？

　今、先日行ったクリスタルリバーのビデオの編集をしていて、初めてそこで気がついてしまった。録画している時にときどき、「うぅ～」という息が漏れる音が入っているのだ。そう、実はそれは、私のそれである。映像がブレないように息を止めて、しばらくして苦しくなると漏れて録音されていたのだ。

　あ～、決定的な音と重なっていなきゃ良いが…。