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9月23日(水)ホエールスイム in Tonga 後半ツアー 第二日 [世界の国から、コニャニャチワ?]

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ついにその日が来た。そう、「トク島」へ行ける日だ。

ここはザトウクジラが集まるとされる場所で、お世話になったサービスでは、一度に最大22頭のクジラを見た事があるという。そしてNHKでの紹介され、にわかに有名になっている場所だ。あまりミーハーではないが、クジラが沢山見られるのであればやはり行ってみたい。

港から2時間、約60kmほど距離があるが、その距離以上に感じたのは「外洋のまっただ中」だということだ。港を出て島の外に出た頃はそれほど無かった波も前へ進むごとに大きくなり、これ以上大きければ、レジャーとしては行くことが難しいだろうと思われるほどになった。

港から1時間ほど経った外洋で、5頭のクジラのヒートランに出会った(写真はその時、激しく払われた尾ビレ)。「きっと彼らもトク島へ向かうはず」。そんな可愛いA嬢の期待を胸に、残り1時間の航海となった。

現地に到着すると、正直、特に代わり映えのしない島だった。そして、暫くクジラの姿を見る事が出来なかった。

「え〜、本当にクジラがいるのかな、この海域は」っと思ったのは、きっと私だけではなかっただろう。そんな若干の不安を抱いていると、2頭のクジラ発見の知らせ。直ぐに姿が見えなくなったが、船の下辺りにいるだろうというスキッパーの勘で、ガイドの私が海の中に入った。

その勘は見事に当たった。静かに入水すると、クジラの鳴き声が聞こえた。そして、その姿もすぐに発見したが、彼らはゆっくりと、しかし私が泳ぐには速すぎるスピードで消えてしまった。その後、姿を確認し船はゆっくりと近づいていったが、あまり海況が良くない方面に向かったのでその2頭を断念し別のクジラを探すことにした。

次のクジラに出会うには、それほどの時間は掛からなかった。数は3頭、ゆったりと戯れている様子だった。ゆっくりと近づき静かに入水すると、3頭のクジラがほとんど動かず、寄り添いあっていた。

1頭の体の白い部分が多い個体と、2頭の体のほとんどが黒い個体(以後、「黒1」「黒2」)がいたのだが、ちょっと不思議な行動を確認できた。2頭の「黒1」「黒2」が、猫や犬が寄り添い合って眠るように、じっと海の中で停止していたのである(その様子はビデオで撮影なので、アップロードにご期待ください)。

とても興味的な3頭のクジラは1時間程度観察できたが、数頭のクジラがヒートするのが確認できたので、惜しい気持ちを抑えてそちらへと向かった。

ヒートランはあまりに激しく入水することは出来なかったので、船からの観察となった。そしてどんどん海況が悪い方へと行ってしまったので、この観察も中止。同時にこれから海況が悪くなるという予報を受けて、早々に戻ることとなった。

結局、恐らく十数頭のクジラを狭いエリアで発見することが出来た。あ〜、来年はトク島周りでの滞在時間が長く取れるようなスケジュールを組んで行こうっと。

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前半ツアーハイライトYouTubeにアップしました。

2008年のトンガの旅の写真はこちらでご覧下さい(2009年分は近日このページに追加します)。


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コメント 2

Junior

はい、是非来年はトク島周りでの時間を多くのスケジュールで。
個人的には船での寝泊まりでもOKなのですが・・・(^^;
by Junior (2009-10-06 18:30) 

s_jukucho

ですね、ですね(あ、いつの間にか話し方が…)。

今年の反省を生かし、来年のことを思い描いています。
上手く考え、一秒でも長くいたいですね。

今、沖縄で腑抜けになっています。タイミング悪く台風だったりして…。
by s_jukucho (2009-10-06 18:52) 

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